AFI(エーエフアイ) |
1991年にアメリカのカリフォルニア州ユキアでボーカルのデイヴィー・ハヴォックとドラマーのアダム・カーソンを中心に結成されたハードコア・パンクバンド。バンド名はA Fire Inside(内に秘めた炎)の略称である。The Offspringのデクスター・ホーランドの誘いで2ndからメジャー移籍まで彼のレーベルからアルバムをリリースしていた。2003年にメジャー・レーベルに移った頃からゴシック・ロック、ポスト・ハードコア、エレクトロニカ等音楽性の幅を広げている。 |
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Answer That and Stay Fashionable (1995) |
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AFIのインディーズ・レーベルからリリースされた1stアルバム。
スタンダードでシンプルなアメリカン・ハードコア・パンクに、疾走間溢れるメロディとボーカル。
The Misfitsミーツスケート・パンクといった印象。
ジャンル:ハードコア・パンク、スケート・パンク |
82 |
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Very Proud of Ya (1996) |
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The Offspringのデクスター・ホーランドがオーナーであるニトロ・レコードからリリースされた2ndアルバム。
前作同様、とっつきやすいキャッチーなハードコア・パンク。
メロディとリリックのバランスが非常によく安定しており、ハードコア・パンク以外の実験的な試みもある。
ジャンル:ハードコア・パンク
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81 |
Shut Your Mouth and Open Your Eyes (1997) |
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AFIの3rdアルバム。
サウンドに厚みが増し、ホラー・パンクの要素を取り入れ始めた。
ボーカルのデイヴィー・ハヴォックが多大に影響を受けているであろうThe Misfitsのカヴァー曲もある。
ジャンル:ハードコア・パンク、ホラー・パンク |
82 |
Black Sails in the Sunset (1999) |
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AFIの4thアルバム。
よりメロディアスなサウンドに、よりドラマティックな展開になりハヴォックのボーカルにも余裕ができた。
ハードコア・パンクというベースは変わらないものの、前作とはがらりと雰囲気は一新している。
ジャンル:ハードコア・パンク、ホラー・パンク、パンク・ロック |
88 |
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The Art of Drowning (2000) |
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AFIの5thアルバム。
これより着実にメインストリームを駆け上っていく布石が見られる、新境地を開拓したアルバム。
これまで軸にしていたハードコア・パンクより徐々に離れつつあり、更なる高みへの意欲が感じられる。ビルボード200チャート最高位174位。
ジャンル:パンク・ロック、ハードコア・パンク、ポスト・ハードコア、ホラー・パンク、オルタナティヴ・ロック
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87 |
Sing the Sorrow (2003) |
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AFIの通算6枚目、メジャー移籍1stアルバム。
コーラスの多用や一部にハードコア・パンクの要素は残っているものの、オルタナティヴ・ロックと言ったほうがしっくりとくる。
ハヴォックの現在のボーカルスタイルも、これより大幅な変化を見せている。ビルボード200チャートでも最高位5位を記録して100万枚を超えるヒットとなった。
この頃よりハヴォックはフェミニンで個性的なメイクをするようになった。
ジャンル:オルタナティヴ・ロック、ポスト・ハードコア |
91 |
Decemberunderground (2006) |
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AFIの通算7枚目、メジャー移籍2ndアルバム。
純粋なハードコア・パンクの要素はゼロで沈んだ分、ホラー・パンクやゴシック・ロックのエッセンスが巧く生かせている。
新たな試みとしてエレクトロニカふんだんに使われ、冬のコンセプト・アルバムとしての美しさを印象付けるのに大きく貢献している。ビルボード200チャートで最高位1位を記録し、AFIの代表的な作品となった。
ハヴォックとギタリストのジェイド・パジェットのキャラクターもこの辺りでしていたルックスとメイクで完全に固まった。
ジャンル:オルタナティヴ・ロック、ポスト・ハードコア、シンセロック |
96 |
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Crash Love (2009) |
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AFIの通算8枚目、メジャー・レーベルからリリースされた3rdアルバム。
エレクトロニカと決別し、ギターのサウンドを重視したロック・バンドとしての原点回帰を図ったアルバム。
AFIがすべてにおいて現代のロックというものと真正面から向き合った結晶である。ビルボード200チャート最高位12位。
ハヴォックの容姿もイタリア系らしく原点回帰(?)している。
ジャンル:ロック
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91 |
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